発展し続けるIT業界において、IT関連の仕事を担う人材は重要です。
しかし、その人が持っている技術やスキルは目に見えるものではないので見極めるのが難しいもの。
そこで経済産業省はIT人材に求められるスキルの見える化を進めています。
その取り組みにおいて活用を促されてる指標を参考にすると、今のIT業界で働く人に求められているスキルや企業に必要な人材がわかってくるのではないでしょうか。
まずは情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験です。
ITに関連する知識や技術が一定のレベルに達していることを認定するための国家試験です。
その他にもiコンピテンシ・ディクショナリや共通キャリア・スキルフレームワークなども人材の評価や育成に活用できます。
指標が分かったところで、実際、プロジェクトを成功させるためにどのような人材が求められているのでしょうか。
システムの設計を行うシステムエンジニアの場合は、クライアントの要望を正しく捉えられるヒアリング力、そしてシステムを作る実行力が必要です。
プログラマーの場合はプログラミングの知識はもちろん、トラブルに対処する柔軟性や忍耐力、根気強さも必要です。
ITコンサルタントの場合は、IT技術でできる範囲の知識は網羅しておく必要があるのと、問題を解決する論理的思考、さらにはコミュニケーション能力が必須となります。
そして最後に、ITのスキルや技術と同じくらい重要になってくるのが人間性です。
企業に共感する心や他のスタッフと良好な関係を作ろうとしてくれるかなどです。
この部分だけで採用し育てていくという企業もあるほど重要なスキルです。